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ZappToolingAlloysの誇る高性能ハイス鋼。
Z-MaxZapp社のハイス鋼の一つとして刃物で使用される
数少ない最大超硬域の一つとして君臨しています。

硬度
Z-Maxの硬度は68~72HRCと、とてつもなく高く
この領域においては最も靭性が高い鋼材となります。
流石にこの硬度帯での靭性は他のCPM Rex121、Maxamet、旧日立金属のHap72などこれらとの差は大きくはありませんが、硬さゆえの耐摩耗性、強度特性はこの硬度帯の魅力的な特徴となります。


耐摩耗性
Z-Maxの耐摩耗性はハイエンドクラスとしてしっかり備わっており、他の鋼材には無いとてつもない領域となります。
しかしながら硬すぎる為に欠けてしまうと修復に時間を要する為
対象を見極めて使用する必要があります。
とはいえキャンプシーンでの使用においては問題ありませんので
それらでの用途では研ぐということが無いというくらいの耐摩耗性となります。

靭性
Z-Maxの靭性値は硬度68HRCにおいてD2とほぼ同等となります。この硬さにおいてD2と同等というのは、驚異的ともとらえることもできます。この硬度での強度特性は特に突き刺すという用途においてはピカイチとなります。
それは弾丸のように硬い対象物への貫徹性においては非常に優れておりZ-Tuffとは違ったアプローチでの強度特性となります。

切れ味
Zapp社の誇る第3世代粉末治金技術による、非常にクリーンな微細組織は、炭素鋼の優れた切れ味を更に磨きをかけ、非常に滑らかであり、あらゆる物のカットをスムーズに行い、使用する喜びを満たしてくれます。

耐食性
Z-Maxの耐食性はお世辞にも良いとは言えず、クロム保有量は4%に留まり、モリブデンが5%入っている分、高炭素鋼より少しマシと言えます。しかしながらD2より少し錆びやすい為、コーティングなどでカバーするのが良いと言えます。

​ファイティングモデル
このZ-Maxを採用した背景には元フランス外人部隊の浅田 昌也氏の要望によるところとなります。
特殊な軍歴による幾多の戦闘経験、特にナイフファイティングは氏の中央アフリカ時代に現地の武装組織との実際のナイフによる格闘、南米ギアナでのサバイバル兼用としてのファイティングナイフの重要性から、‘‘最も硬く、その中で最も頑丈かつ、切れ味の良い理想の鋼材はあるか?‘‘その要求に応えるスーパースチールがZ-Max PMだったのです。


Steel

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