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CPM 3V特殊焼入れモデル
従来のCPM 3Vは高靭性かつ良好な耐摩耗性の優れた粉末鋼として頑丈な高級鋼材として親しまれています。その特性はかつて3V以上と期待されたCPM 1Vと実質的に互角の強度、またAEB-L/14C28Nが近い靭性となりますが、これらも60HRC以降は靭性値が大きく下がる為、それらよりも耐摩耗性に優れる3Vが優れておりましたが、Z-Tuffの登場以降絶対強度においては見劣りするところではありました。
3Vの靭性特性は硬度60以降は靭性が急激に低下する為、硬さによる強度を補う事が難しい状況でした。その為、刃の形状によりますが骨のような硬い対象へ打ち付けたときに刃先が変形しやすい欠点がありました。
しかしながら今回の特殊レシピによる熱処理を施した3Vは硬度61.5HRCまで引き上げながらも58HRCに匹敵する靭性を確保することができました。
それでも数値的な絶対強度、最大靭性はZ-Tuffに達することはできませんが強度特性はZ-Tuffに最も近くなりました。
更に耐摩耗性、耐食性においてはZ-Tuffを超える性能となります。
この熱処理はアメリカのごく一部のナイフメーカーが開発した方法に近いとされ、現地ではデルタ3Vといわれ今までの3Vとは一線を画す性能となります。
試行錯誤をこなし沢山の3Vを無駄にしましたが、この最高の熱処理は国内においてはISZ KNIVESのみが唯一はじき出した特殊レシピとなります。
Z-Tuffに近い強度、耐摩耗性ともにグレードアップした3V
それがCPM 3V HSHTとなります。
Steel
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